森林組合とは

 森林組合とは、森林所有者が森林の保全や林業に関わる事業を互いに協同して、林業の発展をめざす協同組合です。
組合員の経済的社会的地位の向上を図ることと森林の保続培養、森林生産力の増進を図ることを通じて、国民経済の発展に貢献することを目指します。
 森林づくりは、半世紀から1世紀以上の年月と多くの労力を必要とします。林道・作業道の開設に始まり、地拵、植付、下刈、雪起し、枝打ち、除伐、間伐などの森林施業とこの間に発生する病虫獣害の防除、自然災害からの復旧などのプロセスを経て、やっと1人前の森林が出来上がります。 わが国の森林所有者の大多数は、所有する森林面積が極めて小さいため、森林組合を設立して、森林の管理や木材販売を協同で行っています。
 森林組合では、協同化のメリットを最大限に発揮するよう、組合員の経営相談や森林管理、森林施業の受託、資材の共同購入、林産物の共同販売、資金の融資などの事業を行っています。県森連は、森林組合の経営指導に当たるほか、全国に素材市売市場を開設し、国産材の販売拠点として、物流・情報・金融の面で重要な役割を担っています。
 また最近は、林産物の高付加価値化や地域の就労の場の拡大を図るため、地域条件に応じて製材加工や住宅建築、シイタケの生産・販売、きのこ・山菜などの特用林産物の加工、森林レクリエーション事業などに取り組む森林組合・県森連も増加しており、より消費者ニーズに接近した事業展開が進められています。

林業とは

 森林において樹木を伐採することを産業的には林業と呼び、古来より重要な産業の一つとなっている。森林で得られる資源で最も重要なものは木材である。木材の利用は、建材や紙・パルプをはじめとする工業製品の原料としての用材と、木そのものを燃料として燃やす薪炭材としての利用の2つに大別されます。かつては全世界において、薪炭材としての利用は普遍的であり、森林は最も重要なエネルギー供給源であったが、化石燃料の使用と電力の普及によって、特に先進諸国においては、薪炭材の利用は急速にすたれ、使用は限定的なものになっている。21世紀においていまだ薪炭材としての利用が多いのは、熱帯を中心とする発展途上国である。これは、電力の普及の遅れによって薪炭を燃料とせざるを得ないためである。
 しかし近年の急速な人口爆発によって薪炭用の需要が急増し、森林破壊の原因の一つとなっています。工業用材の需要も多く、現代においても製材業・木材工業・製紙業といった木材を原料とする工業の多くは、原料供給地たる森林地帯、または森林の近くの港湾都市などに工場を建設し生産を行うことが多い。こうした用材の搬出は、古くは河川を利用したいかだ流しが多用されていた。19世紀以降は搬出用の小規模な森林鉄道が各地に敷設され、より奥地までの開発が可能になったが、20世紀後半に入ると森林鉄道は全廃され、かわりにさらに奥地まで自動車の走行可能な林道が整備されることにより、大型トラックによる搬出が主流となった。
 また、木材生産を目的として伐採後に再び植林が行われ人工林が育成されることは珍しくなく、とくに先進国においては一般的に行われています。
 日本においては、特に第二次世界大戦後に木材需要が爆発的に増加しました。1950年の段階では、自然育成量を加味しても国内の用材林、薪炭林は、向こう26年間で伐りつくされるといった推計も行われていた。このため生産を目的として大規模な単一樹種の植林が行われたが、輸入材の増大と国内林業の不振によって除草や間伐、除伐などの十分な手入れの行われていない人工林も多くなっています。
 資源産出地として、森林は非常に重要であります。
「森林組合は今後も森林を守り、森林を育んでいかなければならない。」と考えます。

林業分野におけるSDGsとは

 持続可能な開発のために必要不可欠な向こう15年間の新たな行動計画として「我々の世界を変革する、持続可能な開発のための2030アジェンダ」が2015年9月25日の国連総会で採択されました。この中で、持続可能な開発目標(SDGs)として17の世界目標と169の達成基準が示されました。
 林業分野においては、森林は国土の保全、水源のかん養、地球温暖化の防止、木材の生産などの多面的機能を有している大切な資源であります。地球環境や社会・経済の持続性への危機意識を背景として、我が国においても、持続可能な開発目標(SDGs)への関心が高まりをみせており、森林・林業・木材産業に関わる活動に注目が集まっています。

業務内容

下仁田町森林組合では、多岐に渡ってサービスを展開しております。

  • 林産事業{皆伐(木を全部切ること。)間伐(木を間引くこと。)}
  • 森林整備事業{森林の手入れを行うこと。}
  • 販売事業{丸太を売ること。}
  • 特殊伐採事業{家屋などの近くにある木を切ったりすること。}
  • 加工事業{丸太を加工して木製遊具の材料や丸棒などに加工すること。}

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